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どんな建材を選べばいいのですか?

原因物質の放散量の少ない建材・内装材を選びましょう。


主な原因物質とは沸点から50℃から260℃までのトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンなど主要4種を揮発性有機化合物(VOC)と呼んでいます(注4)。これらよりも揮発性の高いホルムアルデヒド(沸点−21℃)は高揮発性有機化合物(VVOC)と呼びVOCとは区別されています。現在多くの建材企業がホルムアルデヒドなどの原因物質を使用していない素材や放散量の少ない建材、塗料、接着剤などを製品化しています。これらを使用することによってかなりの放散量を軽減することができます。
トルエンやキシレンなどのVOCを余り含まない塗料として水性塗料(エマルジョン系塗料)がありますが、これに含まれている溶剤も概して体に良いわけではないので成分の割合などに気をつけましょう。また水性塗料は腐りやすいので防腐剤が含まれている物も有るので注意が必要です。
接着剤にもトルエンやキシレンなどのVOC、ホルムアルデヒドなどのVVOCをあまり含まない水性エマルジョン系の物が有りますが、水回りなど湿度の高い所ではその効果に問題があると言われています。壁紙などの施工用でんぷん接着剤においてはホルムアルデヒド放散量の低いものが多く製品化されています。
住宅に部分的な木材保存剤や防蟻剤を使用する事はある程度必要な処理であるといえますが、耐腐性・耐蟻性に長けた材木(ヒノキ・ヒバ・コウヤマキ・ケヤキ)を使用する方法も有効的です。防蟻剤を使用する場合は床下換気を良く考慮し、周辺への影響を少なくすることが必要です。
天然の素材を使用するにしても保管場所や輸送経路において他の製品等から化学物質を吸収してしまう事がありますので、シックハウス対策として扱う場合には注意が必要です。

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家の機能や構造で気をつける事はありますか?

換気の良さを配慮した構造にしましょう。


昔に比べて現在の住宅は気密性が高く、室内にシックハウスの原因となる化学物質が溜まりやすくなっています。また、一年を通してエアコンを使用する事で窓を閉めきる期間が多くなり、換気をさらに悪化させるのも要因となります。これらを踏まえて、しっかりとした換気計画を立てることが重要です。

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新築後に気をつける事はなんですか?

化学物質の発散が最も多い時期なので、住み始める前後の対策が必要です。


新居は完成後約2〜3週間を於いてから入居するのが望ましいですが、それが難しい場合にはベイクアウトと呼ばれる手法を行います。また室内に立ち入った際に刺激臭がしたり、目がチカチカした場合には充分な換気を行いましょう。
●ベイクアウト
住宅の完成後、室内の温度を意識的に上げ(35℃〜40℃)揮発性化学物質に対し強制的に発散を促進させる方法。 しかしホルムアルデヒドなどのVVOCには余り効果がありません。また温度を上げすぎてしまうと内装材や建材に変形等の悪影響を与えてしまう危険があるので注意が必要です。
●温度の管理と換気
気温の上昇する昼間などは1時間に5分程度の換気が効果的です。特に夏場はエアコンを使用中でも換気を怠らないようにしましょう。また、カーテンや雨戸をこまめに閉めて直射日光による室内温度の上昇を抑えましょう。
●空気清浄機の利用
市販されている空気清浄機のみでは決定的な化学物質軽減効果を望むことは出来ませんが換気と併用した補助効果、特に汚染の著しい場所では有効であると言えます。
●リフォームの場合
基本的には新築後と同様の対策が必要ですが、リフォーム中は化学物質の多く発生する施工現場と隣り合わせで生活することになります。施工中は現場と生活の場との隔離、換気を充分に行うことが大切です。


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家具や生活用具は大丈夫ですか?

室内の化学物質濃度を上げないための選定と工夫をしましょう。


いくら建材や内装材の化学物質発散量を抑えたとしても、その室内に持ち込む家具などに化学物質が多く含まれていては意味がありません。購入時にはその製品の化学物質発散量がどの程度であるかを良く調べ、また既に有るものに関しては出来るだけ影響を軽減させる工夫を施しましょう。
○新しく家具を購入する場合は製品表示などをよく確認し、また実際に内部の臭いを嗅ぐなどして化学物質が放散されていないかチャックしましょう。

○タンスや衣装ケースで防虫剤を使用する場合は標準使用量を守りましょう。

○衣類用防虫剤などは空気より比重が重いので、特に寝室などの場合には換気に気を配りましょう。

○家具内部は非常に狭いので、家具自体や衣類などから出る僅かな化学物質も蓄積しやすいので注意しましょう。

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